あけぼの荘ダイアリー
4月のダイアリー
皆さん、こんにちは。
昨年の4月にコロナの件でブログを書いて早一年。コロナ禍での生活は変わらず、公私共に大変な日々を過ごしていると思いますが、お変わりない事を願います。
さて、4月に入り利用者様にとって居室を移ったり、担当する職員が変わったりと少し変化のある季節となります。
変化から一か月ほど経ち、ある利用者様が昨年の担当がよかったと話す様子が聞こえたり聞こえなかったり。
あの人いい人だからと言う声も聞きます。
この、いい人というのは、実は自分にとって都合が良い人の事ではないかなと私は考えます。自分から見ていい人、悪い人。立場が変われば、そこも変わってしまうのかなと。
私個人としては、職員はやはり自分の担当する利用者様を一番に考えていきますし、周り職員や利用者様に協力してもらうことが多くでてきてしまっても、担当利用者様の為にと思い行動する事が私的には多々あります。ですが、それが本当に良い事なのか、いつも悩んでいます。
利用者様が言う、いい人であって、本当の力になれて良き方向に一緒に進んでいくことはとても大変だし、日々考え悩みます。新たなスタートの4月をむかえましたが、来年春には本当の意味でのこの職員でよかったと少しでも多く言われるよう、利用者様の日々の笑顔作りに励みたいと思います。
さて、タイトルにもある幸せ。これは本当に人それぞれで、形も大きさも人の数だけ違うものです。
毎日のように行く買い物や外出、近場でも楽しい旅行。コンビニに立ち寄りジュースを買う。美味しいと噂を聞けば外食に出掛ける。昨年まで考えも気にもしなかったごくごく普通の毎日。
ですが今は日本、世界が、新型コロナウイルス感染症の終息。これを、今皆さんが願う一番の幸せではないでしょうか?
今は遠い昔のように感じるこの日常。ふと思えば、どれほどの幸せに包まれていたのかと思い知らされる毎日です。どこへでも好きな所に出掛けて、文句も愚痴も言い合え、大声で笑い合える、そんな当たり前の幸せが早く皆様に戻ってきてほしいと切に願います。
身近な人に感染させないよう、一人ひとりいつもの幸せのために頑張りましょう。
そんな美味しいあけぼの荘の料理を、ほんの少しご紹介します。
今回は選択食という行事メニューで、事前に聞き取りをして選んでもらい、当日食事します。主食にジャージャー麺とホットドッグのどちらかを選び、デザートは白玉の黒蜜きな粉とバニラアイスのイチゴソースがけの二種類の中でどちらかを選びます。決めるのに迷うほどどちらも美味しそうです。
人の話声って小さくても耳に入ってきて不快な事ってありますが、映画や音楽は大きな音がしていても不快に思う方は少ないのかなと思います。その中で、知っている曲や聞いたことある曲が流れると、自然と耳を傾け、心落ち着かせ、心弾ませ、楽しんでいるように思います。
大好きな番組を聞いていたら幸せ。大笑い。大好きな音楽を聴いていたら、安心する、元気が出るそんな経験あると思います。
職員の声もこの音と同じだとしたら、伝えたい内容や言葉を選んでも、不快に思われてしまうこともあるかもしれません。
内容や言葉ももちろん必要ですが、声の質、抑揚なども気をつけ、気持ちを落ち着かせられるような声掛けが出来るようになりたいなと日々思います。
自然に耳を傾けられるような声で、利用者様の笑顔を引き出していきたいと思います。
今後も、全ての環境で、一層利用者様の笑顔につながるよう頑張っていきます。