あけぼの荘ダイアリー
3月のダイアリー
厳しかった冬将軍がようやく去り、ポカポカした春の陽気が感じられるようになりました。
今年度も残すところわずかとなり、新年度の生活に向けてあけぼの荘の利用者様もワクワク、ソワソワした日々を過ごしています。
その理由として、先日の全体集会で新年度の担当職員が発表されました。また、同時に居室のメンバーも発表されました。
体調の変化により介護職員室やトイレに近い居室に移る方など、様々な理由で年に1度居室のメンバーの調整が行われます。
自分は誰と一緒の部屋になるのか、担当職員は誰になるのか、利用者様の期待が込められた3月の全体集会は毎年出席率が1番いいです。
そして24日と25日に居室替えが行われました。その様子をお伝え致します。
タンスの引き出しごと運び、移動先の引き出しに同じように入れ直します。タンスの引き出しは4段あります。
その他にも荷物が一杯で、なるべく同じ場所に収納するようにしています。
その年により移動する人数は異なりますが今年は13人の方がこの2日間で居室替えとなりました。台車や脚立を持った職員が廊下を行ったり来たりと大行事の日です。
次に、新年度に向けての新しい取り組みをご紹介致します。
近年、新規入所数が減少し慢性的な定員割れである事が当施設の現状であり、課題です。
この課題の改善策として居室の環境を見直し、一人一人の居住の空間に仕切りを作り、プライベート空間を確保するための改修工事が行われました。
今までは4人部屋で同じ空間を共有していましたが、入所の希望に繋がらない原因の1つかと考え、タンスを外し、居室を3等分に区切り、一人一人のスペースを作ってみました。
今回は試験的に1部屋を改修し、感想を聞くなど生活状況を観察していきます。
居室としてはちょっと狭く感じますが、感想を聞いてみると「快適」との評価をいただきました。
まだまだお試しの段階ですが、今後もいろいろ案を出しながら入居を希望される施設を目指していく予定です。
春暖定まらぬ時期が続きますが、どうぞお風邪など召しませぬようご自愛ください。